2015年02月23日
ぶらり堀回り#2

西堀の西、西魚町の鶴屋さん。
何が凄いかと言うと、創業なんと376年!であります。
時代を繋ぎに繋いで、只今十四代目が暖簾を守ってらっしゃる。創業年は寛永16年(1636年)だから、徳川三代当主家光将軍さんの時で、鍋島の二代目藩主光茂さんの頃かな。葉隠聞書の山本常朝さんも御存命だったろう。
江戸時代、ポルトガル伝来のマルボーロ。鶴屋さん二代目太兵衛さんは長崎で製法を取得し、初めて佐賀に持ち帰ったそうで。「丸房露」の元祖と伝えられている鶴屋さんなのだ。

鍋島藩の御用達御菓子屋を司ったお店です。
その頃使用されていた大きな木で出来た菓子蓋が、店内に鎮座されております。
明治になると、大隈重信さんが丸房露お気に入りだったとか。嗚呼、佐賀の先達・賢人の皆様にあやかれあやかれと、丸房露をば所望いたそうぞ。

本日(2月22日) 、我孫生誕2年祭でござる!
こんな可笑しな客にも、丁寧に親切に対応して下さる女将。丸房露に「おめでとう」って焼き印押して下さいました。
老舗の自信と貫禄に裏打ちされた柔らかさ。いやあ、この店に来る度に感じ入ります。
祖母バカ極まれりの体でお店をおいとま。
店前の道、東を見ると鳥居が二つ。与賀神社に繋がる参道なんですね。
帰る道すがら、「ん?丸房露?なんでこの漢字?」が気になっちゃって。「丸い」はわかるんだがな・・・。

丸い露な房だ(笑)
孫息子がかぶりつくのを見て!!
Posted by たゆたう at 18:00│Comments(0)
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