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2015年05月11日

この一行に吃驚#2



4月25日の佐賀新聞に掲載された、「=さが色模様(4)= 東名遺跡の貝塚(佐賀市) 縄文人500年の「年輪」」というリードの付けられた東名(ひがしみょう)遺跡の記事の末尾部分を、以下に引用します。

■奇跡の保存状態 メモ

東名遺跡の貝塚からは、脊振山系で狩りをして食べたニホンジカやイノシシ、野ウサギなどの骨も出てくる。西田さんが「奇跡」というほど保存状態が良いため、スッポンの薄い甲羅やクロダイ、スズキなど魚の骨、ムツゴロウの小さな骨まで確認されている。現在は日本近海にいないアシカをはじめ、カモシカやツキノワグマの骨も見つかっており、当時の生態分布を知る手がかりになる。

※西田さん=佐賀市教委の西田巌さん(48)。記事本文中にもコメントを寄せている。

ん?ツキノワグマ、月の輪熊もいたってか?

ツキノワグマに強烈に反応しちゃって行ってきた。金立町千布の遺跡、縄文時代の貝塚出土。

うーん、縄文時代であるからして7000年前!

粘土質で密封されていた貝塚の厚み、1.5メートルほど。10人位の縄文人が500年位食べ続けた貝塚の層らしい。


この一行に吃驚#2


特殊樹脂加工の現物に触れます。

出土資料を端から覗く。
 
お馴染みの縄文式土器の破片がある。石器の矢じりや斧がある。貝殻や骨で作った装飾品がある。木製の食器や篭がある。

動物や魚の骨の中に、お目当てのツキノワグマだけがないのである。

あれ?と思いガイドの方に聞くと、「さあて?ツキノワグマはおらんごたっよ」とのお返事。佐賀新聞どうする!

ま、いいか。ツキノワグマのお陰で貝塚に触れられたもんな。


出土資料に誘われ、7000年を遡る。

石油製品と電気のない生活。自然そのものの暮らしはお見事!現代人より、はるかに優れた生活力に脱帽。

縄文の人々の暮らしを、真空パックで保存した感じ。稀有な環境と偶然の賜物らしい。


保存状態も奇跡なら発見も奇跡!

極めて貴重な奇跡の遺跡。

こんなに身近にあるなんて、面白し!




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Posted by たゆたう at 11:49│Comments(0)この一行に吃驚
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